□■□想いは伝わる。□■□
昨日の日勤では、またまたドラマがありました。
昨日の受け持ちは、大部屋の3人の方と個室の方が1名。
いつもに比べれば、お正月ということもあって、受け持ちは少なめでした。
個室の方は、結構重症で、血管も細くて針の入るところがないほど。。
でも、点滴のオーダーが出ていて、ロックしておいたルートに繋げて
点滴を落とすと「痛い!」とのこと(´・ω・`)
漏れている感じではなかったけど、相当激痛が走るような痛みを訴えられては
針を抜かないわけにはいかなかったので、その針は抜いて、射し直すことに。
昨日はオペがあって、ドクターも機嫌が悪いのがわかっていたので
とりあえず、私が刺してみて、入らなかったらドクターに頼むことにしました。
でもね、ただでさえ血管が細くて、どこにあるんだかわからないような人に
一年目の私が一発で成功できるわけでもなく(´;ω;`)
そしたら、突然患者さまが泣き出してしまいました。
「点滴を入れる血管は、もう全然ないし。血管が売っていたら買いたいほどなんです。このままだと、身体がボロボロになっちゃいそうで。前の病院の先生には、この病気は2年持たないって言われたんですよ。悲しくて、悲しくて。」
患者さまが泣き出すのって、いつも私はどうしてあげたらいいのか悩みます。
昨日は、患者さまが落ち着くまで、手をさすってお話を聞いてあげるくらいしか
私には出来なくて、もっといいこと言ってあげられたらいいのにとか思いました。
その後、ドクターに頼んで刺してもらおうと思ったら、ドクターにも血管が見えないほど。
結局、メインの点滴は中止の指示が出て、抗生剤の抜き差しの点滴*1ということになりました。
患者さまは、「今度は別の人に刺してもらうようにしてもらえませんか?」と言いました。
私が一回失敗したので、きっとこう言ったんだと思います。
ショックだったけど、言わずに我慢されるより良いと思いました。
そして、先輩ナースに頼んで、刺してもらうことにしました。
私は、針を刺すのを失敗して、嫌われちゃったかなー?とか思いながら
お昼休憩を向かえ、また午後の仕事に取り組み始めました。
その患者さまの身体を拭こうと思ったら、患者さまは足浴と洗髪を希望されたので
足浴、洗髪、清拭を行いました(*´∀`*)
足浴をしているうちに、患者さまから笑顔が見られて、すごく嬉しかったです!
どんなに技術は未熟でも、精一杯頑張って、患者さまを想って仕事をしていれば
いつかは、わかってもらえるんだって思いましたヾ(。・∀・。)ノ
あまり笑わない患者さまだったので、あの笑顔は余計に感動しました!

*1:抜き差しの点滴は、血管が細い人でも楽に入れられるので。