□■□看取り。□■□
10月1日、深夜勤務の時、初めて患者さまの死というものに直面しました。
以前にも書いたことがあるけど、患者さまの死というものに対しては
看取ったことがなくて、いつもお休みで、次の日仕事に行って
亡くなったということを知るという感じだったんです。
5月頃に1度だけ、私が勤務している時間帯に亡くなった方もいたけれど
その方は、他の先輩ナースが看ていたので、私は関与できなかったんです。
そんなわけで、先日はとても貴重な体験をさせていただきました。
その人は、すごく私を娘のように可愛がってくださっていたんです。
亡くなる3日前の朝、病室に行ったら
ひよ。ちゃん!会いたかった!ひよ。ちゃんは、優しいからさ。大好きなんだ!
って、言ってくれて、涙が出そうなほど、嬉しかったです(´;ω;`)
この日は、私が2連休明けで仕事に行った日だったので
きっと、患者さまにしてみれば、しばらく会ってない気がしたんでしょうね。
そして、亡くなる日の前日の朝・・・
深夜勤務をしていた先輩が日勤で行った私に
ひよ。ちゃん、Nさんがひよ。ちゃんにごめんねって言っておいてって言ってたよ。
私はこの日、この患者さまの受け持ちではなかったですが
その先輩の言葉を聞いて病室に行ってみると・・・
ひよ。ちゃん、ありがとう。ありがとう。ごめんね、ひよ。ちゃん。
ずーっと、この言葉を繰り返してて、このとき、感じたんです。
(ひ*゚ー゚)。o(この具合だと、もしかしたら、明日の私の深夜のときだなぁ。
日勤が終わって深夜勤務に入るとき、4時間くらい寝るのですが
この日は1時間くらいしか眠れなかったです(´・ω・`)
・・・というのも、患者さまが亡くなってしまうことがわかっていたので
寂しくて、寂しくて、悲しくて、怖くて、どうしようもなくて
ずーっと、泣きながら横になっていたからです・゚・(つД`)・゚・
そんな感じで、深夜勤務のために病院へ行ったら
案の定、準夜勤務の方がドクターとご家族へ連絡をしていました。
申し送りを受けて、患者さまのところへ行くと
もう、患者さまは瞳孔散大しており、私がいることとか
私が話しかけている言葉もわからないようでした。
ただ、「はぁ。はぁ。」と下顎呼吸を繰り返すばかりで(つд`)゜。
このとき、日勤の終わりに挨拶しておけば良かったなって悔やみました。
看取りのとき、気丈な先輩方は涙を一切流していませんでした。
私はずーっと、ぐすぐす泣いていたんですけどね。。
患者さまが逝かれてから、身体を拭いて、お化粧をして
とっても美人な方だったので、キレイになってお見送りをいたしました。
深夜勤務が終わっても、まだ患者さまが生きておられる気がしました。
看取っていない患者さまの死は、すぐに受け入れることができていたけど
自分が看取った患者さまの死は、まだ生きている気がするんです。
そして、病室に行けば、笑顔で「ひよ。ちゃん!」って呼んでくれるような気がします。
だから、しばらくあの空いた病室を見るのは、変な感じがします。