□■□後悔しないように。□■□
先月あたり、末期の患者さまの娘さんがお見舞いにいらしてました。
まだ患者さま自身がお若いので、娘さんも高校生。
でも、きっとその娘さんは、末期とは知らずにいたんですね。
患者さまが「明日は来てくれる?」って寂しそうに聞くと
「うーん。暇だったら来る。」と娘さんは言いました。
そして、結局、次の日は娘さんの姿は見えませんでした。
私は、この一件で患者さまと娘さんが可哀想でなりませんでした。
患者さまは可愛い我が子に毎日会いたいはずですし
娘さんは、末期とは知らずにいつか後悔するのではないかと
そのことばかりが気がかりだったからです(´・ω・`)
だからと言って、看護師になりたての私がでしゃばって
娘さんにわざわざ言うことも出来ずに、もどかしい気持ちで過ごしてました。
それから数日経って、患者さまは個室に移動となりました。
その頃から、頻繁にその娘さんはお見舞いに来るようになりました。
何らかの形で、患者さまが末期であることを知ったのか
自分で気付いたのかはわかりませんが・・・。
いずれにせよ、すごくホッとしたのは確かです(*´∀`*)
最期のひとときを精一杯、患者さまと共に過ごして欲しいと思います。
だって、家族としての愛情を注ぐことは看護師でさえも出来ないものだから。